Q 鍼灸治療にはどういう効果があるんですか?

 

 

はりやおきゅうによって患部やツボを刺激すると、自分の身体を治そうとする自己治癒力が働きます。

すると刺激した部分の血行がとてもよくなり、コリや痛みやシビレが解消されたり、自律神経のバランスが整い全身の調子が良くなります。また白血球が増えることで免疫力がアップするなどの効果もあります。

 

Q はりは痛くないんですか?また、お灸は熱くないんですか?

 

 

はり治療に使用されるはりは注射針や縫い針とは違い、微細でしなやかなものなので、刺すような痛みはほとんどありません。

ただ、痛みのポイントにはりが当たると多少痛みがありますので、不快な痛みがあった場合は少し場所を変えるなど対処しますので御遠慮なくおっしゃってください。

またこのような刺すときの痛みとは別にはりには独特の「ひびき」というものがあります。人それぞれ表現は変わりますが、だるい、重い、しびれるといった感じで、ズシーンとひびきます。

適当な表現がないのでお客様は『痛い』とおっしゃいますが、はりの効果のひとつであり治療の目安にもなります。とくに悪いところや痛めていらっしゃるところなどはよく「ひびき」ます。

この「ひびき」は個人差はありますが、気持ちよく感じる方もいらっしゃれば苦手な方もいらっしゃいますので苦手な方はご遠慮なく我慢せずおっしゃってください。

まれにはりによる出血や内出血があり出血斑が出ることがありますが1~2週間ほどできれいになくなります。筋肉などの身体に害はありませんのでご安心ください。

 

お灸の場合、病状や部位によってお灸を使い分けております。

ホワーンと温かいお灸や少し熱さを感じるお灸をすることもありますが、いずれの場合も火傷や灸痕は残しません。

まれに肌の弱い方や糖尿病などの内科疾患のある方はお灸による水泡が出来ることもありますが、その場合は水泡を潰さずにおくとキレイに治ります。

治療後に身体がだるくなる場合があります。
刺激量による場合も考えられますが、身体に有益な治療反応(好転反応)が生じたとも考えられます。これは正しい治療反応であり、健康にむかうサインですので安静に過ごしていただければ大丈夫ですが、ご心配な方はご連絡ください。

 

Q 治療後の過ごし方はどうしたらいいでしょうか?

 

出来る限り安静にしてください。

治療後は筋肉の緊張がとれ、血液循環も良くなり、身体はリラックスし休憩モードです。

この状態を出来るだけ長く維持してください。

治療当日の飲酒はなるべく控えましょう。

お風呂は入っても大丈夫です。

 

Q 次はいつ来たらいいでしょうか?

 

 

治療効果が持続しているあいだに、次の治療に来てください。

治療の間隔が空きすぎると病状が元に戻りなかなか治癒に向かいません。最初のうちは出来るだけ間隔をつめて(少なくても週1~2回)通院していただければ効果的です。

その後病状を診ながら治療の間隔を調整させていただきます。

経過が順調であれば1ヶ月に1回、もしくは数ヶ月に1回で構いません。

運動器疾患の場合、軽症の方なら1~3回、重症の方なら5~10回が目安です。

慢性の疾患や複雑な病気については経過を診つつ治療しますので、ハッキリした回数をお伝え出来ないこともあります。

また当院では日常の健康管理のために通院される患者様もいらっしゃいます。

鍼灸は身体にやさしい治療法です。

どうぞ皆様の健康管理にお役立てください。

 

Q 来院時の服装はどうしたらよいでしょうか?

 

基本的には着衣のまま施術しますので、患部周辺まで肌が出せる服装が望ましいです。

(例 タンクトップ、半ズボン等)